写真集「Remastering」

コロナ禍で失われてしまった世界の「日常」をまとめた写真集 
2005年から2020年までに世界各地で撮影した「日常」をテーマにした写真で構成されています

コロナ禍の状況で、多くの人とともに、前に向かって進みたいと願い、クラウドファンディングにより作成された、写真集。

失われてしまった「日常」をひとつひとつ拾い上げ、私達がもっとも大切にすべき「日常」に溢れる一冊。

私達はこの先、一体、何を大切にして生きていけばいいのか。そんな疑問が頭の中によぎったとき、この本を開くことによって、何かしらのヒントが得られるような一冊となっています。

「Remastering」とは?
マスタリングとは、さまざまな素材をひとつひとつ組み合わせ構成し、最終的なマスター(原盤)を作る作業のことです。かつて世界を構成していた「日常」を拾い上げて再構成をし、もう一度、改めて私たちが生きている世界を一冊の本として構成するという意味合いで、「Remastering」というタイトルをつけました。

 

クラウドファンディング詳細はこちら(目標達成で終了しております)

写真家竹沢うるま 写真集「Remastering」出版プロジェクト。
世界の「日常」を集め、前に向かうための一冊を目指します!
https://greenfunding.jp/lab/projects/4024

プロジェクトをやろうと思った理由

2020年春。私たちの「日常」は大きく変わりました。

ほとんどの人がこれまで経験したことのない出来事に直面し、先行きの見えない不安な時間を過ごすことになったかと思います。

これまで、私は世界各地を旅しながら写真を撮って暮らすという日々を20年近く続けて来ましたが、今年のようにどこにも行けなくなるような経験は初めてでした。

またこの数年、南太平洋のクック諸島のラロトンガ島というところで一年の半分ほどを家族とともに暮らしていますが、コロナ禍の影響で私は島に戻ることが出来ず、また家族も島からでることができなくなってしまいました。その状況は半年近くたったいまでも続き、まだ先行きは見通せません。

撮影もできない、家族にも会えない。これまで当たり前だと思っていた「日常」が次々と失われ、世界が混沌としていく。その様子を眺めるしかない窮屈な時間。そんな状況が数カ月間続きました。

その期間中、正直、悲観的に考え込むことがとても多かったです。でも、長く苦しい時間を経て心がどん底まで落ちたとき、私はその状況に飲み込まている自分自身の存在に嫌気が差し、ふと上を見上げたくなりました。

 失った時間を嘆くのではなく、失った時間の中から何かを生み出すことができないだろうか。

 明るく、前向きで、希望に満ちたもの。

 そんな瞬間を感じることができれば、いまは苦しくても、きっとまた前に進むことができるのではないだろうか。

 そして辿り着いたのが、コロナ禍で失われてしまった世界の「日常」をまとめた写真集を作る、というプロジェクトでした。

この写真集を出版することは、写真家としての挑戦というよりかは、ひとりの人間としての、この時代、この状況に対する挑戦だと思っています。

そしてそれは、このような状況においても前に向かって進むんだ、という決意のようなものです。
それを世に問いたいと思っています。

またこのプロジェクトにご賛同頂くことによって、多くの人とともに、前に向かって進みたいと思っています。

 

 

出版社:
写真編集研究所出版
判型:
H246 x W187mm
ページ数:
360ページ
価格:
¥ 3,960 税込

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