竹沢うるま写真展

これまで多くの国と地域を訪れ、人種問題や宗教軋轢、国境紛争など多くの境界を見てきた。

　しかし、圧倒的な大地に対峙するとき、そこに境界など全く存在しないことに気がつく。雄大な大地を前にするとき、宗教も、国境も、差別も、格差も、すべて意味をなさない。大地の視点に立って見れば、すべて が消え去るのだ。

　遠い過去、もしくは遥かなる未来、そこに存在しているのは大地のみであり、人は刹那の存在で しかない。
人間の営みは、境界とともにやがて大地に抱かれ、消えてなくなる。

　本展では、アイスランドで撮影された圧倒的な「自然の大地」、日本の国東半島で撮影された「人間の大地」、 約 25 点を展示。
「境界とは何なのか?」を見るものに問いかける内容になっている。

　竹沢うるまの 4 年半ぶりとなる新作発表。

また同タイトル写真集が、青幻舎より同時発売！！